楽天市場でポイント(楽天キャッシュ)払いは本当に損なのか?

お金

楽天市場の買い物では、楽天SPUのポイント倍率を上げるために、楽天カードで支払うのが当たり前でした。

しかし最近は、楽天モバイルの赤字の影響なのか、楽天カードのSPUやキャンペーンの還元率が徐々に下がってきています。

そこで、楽天カード支払いとポイント(楽天キャッシュ)払い、今現在はどっちの還元率が高いのか考えてみました。

キャンペーンによって、事前エントリー必須や、事後エントリー可能が混在してるので、買い物する前に必ずエントリーするクセを付けておくと気楽です。

買い回りのカウント対象

楽天市場を利用するのは、お買い物マラソンやスーパーセールの買い回りキャンペーンに絡めて、まとめ買いする方が大半だと思います。

その支払いをポイント払いしても、買い回りのカウント対象になります。

もちろん全額楽天キャッシュで支払ってもカウントされます。

Q
【ショップ買いまわり】ポイントやクーポンを使ったお買い物も、買いまわりの対象になりますか?
A

買いまわりの対象になります。

  • ポイントは、利用前の金額が1,000円以上(税込)のお買い物で1ショップとしてカウントされます。
  • クーポンは、利用後の金額が1,000円以上(税込)のお買い物で1ショップとしてカウントされます。

楽天市場のポイント払いとは

楽天市場では、購入代金に楽天ポイントや楽天キャッシュを充当して支払うことができます。

  • 楽天ポイントと楽天キャッシュの優先選択が可能
  • 利用ポイント数の指定が可能

楽天カード払いの還元率

楽天カードで支払った際の詳細と、還元率のパターンを一覧にまとめました。

楽天カードで支払うと、「通常分」「特典分」「楽天銀行+カード引き落とし分」は自動的に適用されます。

特典ポイント
還元
月間獲得上限
ポイント数
上限ポイント
に達する金額
1234
楽天カード
通常分
税込1%
(+1倍)
通常
上限無し
1%1%1%1%
楽天カード
特典分
税別1%
(+1倍)
期間限定
1,000※1
税別10万円1%1%1%1%
楽天銀行
楽天カード
税別0.3%
(+0.3倍)
合わせて
期間限定
1,000
合わせて
税別20万円
0.3%0.3%0.3%0.3%
楽天銀行
楽天カード
給与受取
税別0.2%
(+0.2倍)
合わせて
期間限定
1,000
合わせて
税別20万円
0.2%×0.2%×
5と0の付
日特典
税別1%
(+1倍)
期間限定
1,000
税別10万円1%1%××
合計還元率3.5%3.3%2.5%2.3%
※1楽天プレミアムカードは月間上限5,000ポイント、税別50万円まで。

楽天カード通常分のみ消費税、送料、ラッピング料も含めてポイント計算されます。

それ以外の特典では、消費税、送料、ラッピング料を除いてポイント計算されます。

楽天SPUの楽天プレミアムカード特典+2%は、2023年12月1日のルール変更で廃止されました。

それに伴い、会員ランク別のポイント獲得上限も撤廃されてしまいました。

楽天キャッシュ払いの還元率

楽天キャッシュのチャージルールは、2024年6月4日から変更になっています。

このルール変更によって、楽天カードチャージ時の0.5%還元が、楽天キャッシュ利用時の0.5%にスライドした形になりました。

そして、還元率の高いルートで楽天キャッシュにチャージできれば、

  • 高還元でチャージ 税無し2.5%~還元
  • 楽天キャッシュ払い 利用0.5%還元

となり、計3%~という還元率で楽天キャッシュ払いができます。

楽天キャッシュ払い0.5%還元のポイントは、楽天Payなど他の楽天キャッシュ利用分とまとめられて、利用月の翌月4日ごろに一括で付与されます。

私の場合はandroidなので、以下のルートで楽天キャッシュにチャージしています。

  1. JQカードエポスゴールド 1.5%
  2. ANA pay 0.5%
  3. 楽天Edy 0%
  4. 楽天キャッシュ利用 0.5%

楽天市場の楽天キャッシュ払いで、計2.5%還元となります。

【追記 2024年11月】
最近androidでもJAL payからANA payへチャージできるようになったことで、Vポイントカード primeを新たに作成して以下のチャージルートに改善しました。

  1. Vポイントカード prime(日曜利用) 1.5%
  2. JAL pay 0.5%
  3. ANA pay 0.5%
  4. 楽天Edy 0%
  5. 楽天キャッシュ利用 0.5%

合計還元率が0.5%アップして、計3%還元になりました。

還元率を上げるには、簡単なルートからマニアックなルートまで色々あります。

詳しくまとめてくれているサイトもたくさんあるで、実現可能なルートを探してみるもありだと思います。

勝ったら倍で+1倍、+2倍

楽天キャッシュ払いでは、5と0の付く日+1倍は適用されませんが、勝ったら倍は適用されます。

もちろん、楽天キャッシュ(ポイント)を利用した分もポイント付与対象です。

楽天イーグルスとヴィッセル神戸が勝利すると発生するキャンペーンです。

適用条件は、1注文あたり税込1,000円以上の購入(対象購入金額は税込、送料別、クーポン適用後の金額)

  • どちらか勝利で +1倍
  • 同日に両方勝利で +2倍
特典ポイント
還元
月間獲得上限
ポイント数
上限ポイント
に達する金額
56
楽天
キャッシュ
ルート次第
利用3%
上限なし
通常
3%3%
勝ったら倍税別1%開催ごと
期間限定
1,000
税別10万円1%
勝ったら倍
同日W勝利
税別2%開催ごと
期間限定
1,000
税別5万円2%
合計還元率5%4%
※楽天市場には月間ポイント利用上限があります。詳しくはこちら

勝ったら倍では、税別、送料別、クーポン適用後の金額でポイント計算されます。

還元率だけの一覧

楽天カード払いと楽天キャッシュ払いの還元率だけを、一覧にまとめました。

「5と0の付く日」と「勝ったら倍」が重なる日も考慮して、合計還元率を記載しています。

なお、パターンが多くて見にくくなるため、SPU楽天銀行の「カード引き落とし+0.3倍」「給与振り込み+0.2倍」の項目を1つにまとめました。

特典ポイント
還元
ABCDEFGH
楽天カード
通常分
税込1%1%1%1%1%1%1%
楽天カード
特典分
税別1%1%1%1%1%1%1%
楽天銀行
楽天カード
給与受取
税別0.5%
or
税別0.3%
0.5%
or
0.3%
0.5%
or
0.3%
0.5%
or
0.3%
0.5%
or
0.3%
0.5%
or
0.3%
0.5%
or
0.3%
5と0の付
日特典
税別1%1%1%1%×××
楽天
キャッシュ
ルート
次第
利用3%
3%3%
勝ったら倍税別1%1%×1%×1%
勝ったら倍
同日W勝利
税別2%2%×2%×2%
合計
還元率
5.5%
(5.3%)
4.5%
(4.3%)
3.5%
(3.3%)
4.5%
(4.3%)
3.5%
(3.3%)
2.5%
(2.3%)
5%4%

チャージ還元2%以上ならキャッシュ払いがお得になり得る

SPUやキャンペーンがすべて適用できれば、楽天カード払い計5.5%(5.3%)還元がお得になるという結果になりました。

ただし、「楽天カード通常分」以外のポイントは税別で計算されるほか、端数の切り捨てによりポイントの取りこぼしも発生します。

さらに、エポスゴールドや三井住友ゴールドなどを利用した還元ルートでチャージできれば、100万円修行の対象になるほか、場合によっては3%以上の高還元でチャージすることも可能です。

以上を踏まえて、お得な支払い順序を考えました。

1番 3%以上のチャージなら楽天キャッシュ払い

チャージルートを駆使して、3%以上で楽天キャッシュにチャージできるなら、合計還元率が一番高くなります。

税込税別に関係なく、利用金額に対してポイント付与されるほか、チャージした3%分は端数の取りこぼしもありません。

1番
  • 楽天キャッシュ3.5%~(チャージ3%+利用0.5%)+勝ったら倍W勝利2%
    5.5%~還元
  • 楽天キャッシュ3.5%~(チャージ3%+利用0.5%)+勝ったら倍1%
    4.5%~還元
  • 楽天キャッシュ3.5%~(チャージ3%+利用0.5%)
    3.5%~還元

還元率を上げるには、簡単なルートからマニアックなルートまで色々あります。

詳しくまとめてくれているサイトもたくさんあるで、実現可能なルートを探してみるもありだと思います。

2番 5と0の付く日なら楽天カード払い

5と0の付く日であれば、楽天カード払いに分があります。

2番
  • 楽天カード2.5%(2.3%)+5と0の付く日1%+勝ったら倍W勝利2%
    =5.5%(5.3%)還元
  • 楽天カード2.5%(2.3%)+5と0の付く日1%+勝ったら倍1%
    4.5%(4.3%)還元
  • 楽天カード2.5%(2.3%)+5と0の付く日1%
    3.5%(3.3%)還元

ただ、「楽天銀行+楽天カード引き落とし」のみだと、楽天キャッシュ払いとの差は0.3%です。

利用金額分ポイント付与される、チャージ分は端数の取りこぼしが無い楽天キャッシュ払いでは、この0.3%分のポイント数はさらに縮まります。

5と0の付く日に縛られない、キャンペーン中はいつ買い物しても還元率がほぼ同じとなると、楽天キャッシュ払い一択と考えていいかもしれません。

3番 2.5%チャージの楽天キャッシュ払い

2%~3%未満で楽天カードにチャージできるなら、カード払いよりお得になります。

1番と同じく、税込税別に関係なく、利用金額に対してポイント付与されるほか、チャージした2.5%分は端数の取りこぼしもありません。

3番
  • 楽天キャッシュ3%~(チャージ2.5%+利用0.5%)+勝ったら倍W勝利2%
    5%~還元
  • 楽天キャッシュ3%~(チャージ2.5%+利用0.5%)+勝ったら倍1%
    4%~還元
  • 楽天キャッシュのみ(チャージ2.5%+利用0.5%)
    =3%還元

注意点

今回は楽天市場に絞って、カード払いとキャッシュ払いを比較検討しました。

楽天キャッシュ払いに関しては、そのほか以下のような注意点がいくつかあります。

得するつもりが損してたとならないように、一通り目を通してから実践してください。

楽天カードのキャンペーン

楽天カードでは、毎月たくさんのキャンペーンが開催されていて、トータルで考えるとカード払いがお得になることもあります。

【あなたは対象です】楽天市場で楽天カードをご利用の方 街でのご利用分がポイント2倍!

  • 楽天市場(楽天ブックス、楽天Kobo、楽天ふるさと納税、Rakuten Fashion、楽天24、楽天ビックを含む)で合計税込2万円以上利用で適用
  • ポイント上限 期間限定で500ポイント(税別5万円まで)

昔はカード保持者全員対象だった記憶がありますが、いつの間にか対象者限定になっていました。

シーズン以外は楽天カードに分がある

買ったら倍キャンペーンは文字通り勝利することが条件で、そもそも試合が無いと勝利もありません。

試合が無い期間は、楽天カードに分があります。

ただ、「楽天銀行+楽天カード引き落とし0.3%」のみだと、楽天キャッシュ払い一択にしてもいいかもしれません。

試合開催期間
楽天イーグルス毎年2月中旬~10上旬
ヴィッセル神戸毎年2月上旬~12月上旬

ポイント利用上限

楽天市場には、ポイント利用上限があります。

会員ランク1回上限月間上限
ダイヤモンド500,000500,000
プラチナ ゴールド
シルバー レギュラー
30,000100,000

特記事項などは無く「ポイント利用上限」と記載されているだけなので、通常と期間限定を合わせた合計ポイント数だと思われます。

楽天キャッシュにも利用上限がありますが、楽天市場内での利用については上記のポイント上限が適用されると思われます。

ちなみに、楽天キャッシュ払いをした際の月間獲得上限は以下のようになります。

  • ダイヤモンド会員 500,000×0.5%
    • =2,500ポイント(通常)
  • その他会員 100,000×0.5%
    • =500ポイント(通常)

ポイントサイトの適用条件を確認

楽天市場に限らず、オンラインで何かアクションを起こす際には、ポイントサイトを経由して還元率を上乗せしている方が大半だと思います。

クレカ決済は問題無くポイント対象になりますが、今回のようなポイント(楽天キャッシュ)払いの場合、もしかしたらポイント対象外になるかもしれません。

念のため、お使いのポイントサイトの適用条件をよく確認してから実践してください。

私がよく利用する「ちょびリッチ」や「ハピタス」は、ポイント対象でした。

ちょびリッチ

一部抜粋

【ポイント対象】
・税抜購入金額(ふるさと納税、非課税商品:商品金額0.9%還元)
・広告クリック後、同じブラウザでの24時間以内の購入
・買い物かご投入前に商品本体価格に入っているオプション料金/ラッピング料金/送料
楽天ポイント利用分

ハピタス

一部抜粋

・1商品につき、ハピタスポイントの上限は「909pt」です。
・税抜きの金額(一律 10% にて減算された金額)を元にポイント数が算出されます。
・「送料」「ラッピング料金」「クーポン利用分」「家電機器の保証金」などのオプション金額はポイント獲得対象外となりますのでご注意ください。
※楽天ポイント・楽天キャッシュ充当分もハピタスポイントの対象となります。

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